Symposium on Contrastive Cases, Autumn, 2011
2011年「対照言語学若手の会」シンポジウム:格の対照
2010年秋に開催予定:発表者募集中
2011年秋10月に開催を予定している第2回の対照言語学シンポジウムでは,特にテーマを「格の対照」とする.日本語の格助詞,ハンガリー語やフィンランド語のような格が豊富な言語,さらには,英語やスウェーデン語のような格が貧弱な言語を取り上げ,格に関する対照研究を試みる.さまざまな言語に観察される格と日本語の格助詞との対照を通して,文法格・場所格の体系や文法関係における格役割について,統一的に説明できる基準を考察することを目的とする.
2011年に開催予定の第2回に関しては,10月の開催を考えており,春(4月)よりウェブページで発表者を募集する.
発表者数としては,最大7名とする.特に日本語及びその他の言語における格の対照を目的とするため,日本語における格助詞の研究者,格の多い言語(たとえば,ハンガリー語やフィンランド語,モンゴル語など)の研究者,格の少ない言語の研究者(たとえば,スウェーデン語や英語など)の参加を期待する.
このウェブページを見て,我こそはという方はご連絡ください.
連絡先:mnose(at)reitaku.jp
時期は10月15日土曜日か22日土曜日を予定している.発表者は最大7名を予定しており,募集する発表者は最大5名である.5名のうち,なるべく新進気鋭の若手(大学院博士課程またはポスドク)を優先し,少なくとも1名は外国人研究者を考えており,多くて3名は首都圏以外からの参加の可能性がある.
会場は新宿サテライトを予定し,10時半から17時まで実施する(人数次第では13時から17時).
野瀬昌彦(麗澤大学)
笹原健(麗澤大学)
Blake, Barry J. (1987) Australian Aboriginal Grammar. London/ Sydney: Croom Helm.
Blake, Barry J. (1994) Case. Cambridge: CUP.
Haspelmath Martin, Matthew S. Dryer, David Gil, and Bernard Comrie (eds.) (2005) The World Atlas of Language Structures. Oxford: OUP.
Iggesen, Oliver A. (2005) Number of cases. In: Haspelmath et al. (eds.): feature 49 in WALS: 202-205.
Iggesen, Oliver A. 2005b. Case-Asymmetry: a world-wide study on lexeme-class-dependent deviations in morphological case inventories. Munchen: Lincom Europa.
Kahr, Joan Casper. 1975. Adpositions and locationals: typology and diachronicc development. Working Papers on Language Universals 19: 21-54. Stanford University.
Koizumi, Tamotsu. Uralo-go tougoron (Uralic Syntax). Tokyo: Daigakushorin.
Nose, Masahiko (2006) Diversity of cases: using World Atlas of Language Structures. Gengo Kenkyuu 130: 109-123.
麗澤大学東京研究センター(東京メトロ丸の内線・西新宿駅からは直結)
http://rock.reitaku-u.ac.jp/link/traffic.html
主催:
麗澤大学言語研究センター(Linguistic Research Center, Reitaku University)
http://r-linc.org/index.html
すべての問い合わせ:
麗澤大学外国語学部 助教 野瀬昌彦 (Masahiko Nose, Faculty of Foreign Studies, Reitaku University)
mnose(at)reitaku.jp
http://contrastiveling.pbworks.com/
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